ネット復活しました。
表のサイトはHP作成ソフトを買わないといじれないのですが、メールは今のところ使えます。
通販も受け付けているのでどうぞ〜。
そして誕生日だー。
また一つ年をとってしまった。
まぁ、いいけど。
拍手レス
すいません、冬はサークルとしては不参加です。
本は多分何か出すと思うので通販か委託になると思います。
ありがとうございます!
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コテージには部屋の中に立派なダイニングがあったが、風が気持ち良いというサラディンの言葉で昼食と同じベランダで夕食をとる事になった。
空には満点の星、ビルが無い為、木々の間から空が開けて見える。
辺りは暗く、ベランダの続きの部屋の電気も消しているので、テーブルの蝋燭の輝きがだけが冴えた光を放っている。
「一応電気も点くようになっているんですが、この方が好きなので、気になりますか?」
「全然。むしろわくわくする」
「良かった」
サラディンはそう笑いながら言った。
白い頬を照らす蝋燭の明かりに俺は見入りながら話す。
「昔、戦場でよくこんな食事をしたぜ」
「戦地に行かれた事があるんですね」
「これでも一応軍人だからな」
「とても綺麗な顔なので、軍人とは聞いていましたが、イメージが掴めませんでした」
「心外だな。結構、激戦区に行ってたんだぜ?その時よくこうやって真っ暗な中で飯を食ったな」
「大変でしたね」
「多分、その時は大変だったと思う。でも、今、思い出すと不思議に楽しかった気がする。野営とかだと地面にテントを張って見張りを立てて…。食事はその辺の物をライラが採ってくる。それを俺が料理してさ」
「あなたが?」
「あぁ、あいつ、料理とか全然駄目でさいつも俺が作ってた」
「確かに美味しいですね」
サラディンは小龍包を食べながら言う。
「だろ?」
料理は中華ベースでサラディンの好きな物ばかりを作った。
記憶が無くなっても味覚は変わらないらしく、サラディンはどれも美味しそうに食べ、時々困惑したように首を傾げた。
「どうした?」
サラディンが箸の手を止めて言う。
「とても美味しいのですが、なんだか食べた事があるような気がして…。こんなに美味しければ絶対記憶に残っている筈なのに」
サラディンは不思議そうに首を傾げながら言う。
箸先にあるのは、小龍包だ。
サラディンにはどうも幼児性の偏食があるようで、一回ある食べ物にはまると飽きるまで毎日食べたがる癖がある。
そのせいで一週間夕食に小龍包が並んだ事を俺は思い出した。
体で覚えた事は忘れないと言うが本当らしい。
「昔、あんたに作った事があるんだが…食べた事を思い出せそうか?」
サラディンはしばらく考えて静かに頭を振った。
「いいえ…何も、何も思い出せません」
「そっか、仕方ないよな」
「すいません。でもとても美味しいのでまた作ってくれますか?」
「もちろん!そんなに美味いか?」
「えぇ、毎日食べたいくらいです」
サラディンが子供のような顔で笑う。
毎日作って欲しい、そうねだるサラディンの以前と変わらない笑顔に俺の胸は痛んだが、笑って答える。
「いつでも、何回でも作ってやるぜ」
あんたが、俺を思い出してくれるまで。
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